月の周期を感じながら暮らしたい。
月の周期を感じるために満月の日に「なにか」しようと思案し、しかし、特別な行為では長く続くと思えない。日常の一部あるいは延長線上にあることと考え(日々の暮らしと切っても切り離せないものは食であり、くわえて「わたし」をつくる)、その時々の季節の食材を基本にキッシュかタルトーーつまり丸いものーーを焼く日と決めた。
キッシュかタルトを食卓にのぼる満月に見立て、月を想う。時に言葉を紡ぐ。その記録。